EICMA2019: ボッシュの二輪車向け安全運転支援システム カワサキが初めて日本の二輪車メーカーとして採用を発表

2021年より採用モデル向けにシステム量産を開始

▶ ボッシュの先進的な二輪車向け安全運転支援システム「アドバンスト ライダー アシスタンス システム」が2021年よりカワサキのモデル向けに量産開始
▶ ボッシュのレーダーセンサー、ブレーキシステム、エンジン制御システムとHMIを組み合わせたシステムにより安全性と快適性の向上に貢献
▶ 事業部門トップのジェフ・リアッシュ「ボッシュはこれからも、全世界のライダーの安全性の向上と持続可能な未来、そして走る楽しみに貢献していきます。」

ミラノ — ボッシュの先進的な二輪車向け安全運転支援システム「アドバンスト ライダー アシスタンス システム」がカワサキのモデルに採用され、2021年から量産を開始することが決定しました。日本の二輪車メーカーによる、ボッシュのアドバンスト ライダー アシスタンス システムの採用が発表されたのは今回が初となります。モーターサイクル&パワースポーツ事業部門を率いるジェフ・リアッシュ(Geoff Liersch)は、このたびのカワサキモデルへのシステム採用を受け、次のように述べています。「ボッシュはこれからも、全世界のライダーの安全性の向上と持続可能な未来、そして走る楽しみに貢献していきます。今回、カワサキに一連のアドバンスト ライダー アシスタンス システムを採用いただけることとなり、とても光栄に思います。」

自動車のADAS技術を活用したボッシュの二輪車向け安全運転支援技術
自動車は、クラッシャブルゾーン、エアバッグやシートベルト等によって安全性をいっそう高めることができます。一方、二輪車のライダーは走行時により危険な状況に直面することも多く、自動車のドライバーよりも死亡事故のリスクが平均して約20倍高くなります。アドバンスト ライダー アシスタンス システムは、ACC(アダプティブ クルーズ コントロール)、衝突予知警報、死角検知からなる、二輪車の安全性と走行快適性を向上させる一連の安全運転支援システムです。これらのシステムを支えているのは、ボッシュのレーダーセンサー、ブレーキシステム、エンジン制御システムとHMI(ヒューマン マシン インタフェース)を組み合わせた技術です。ボッシュの事故調査報告によると、レーダーベースの安全運転支援システムの装備により、二輪車事故の7件に1件を防ぐことができたとされています。これは、電子制御式のアシスタンスシステムが周囲を常にモニターし、危機的状況下において人間よりも迅速に対応できるためです。

川崎重工業株式会社 モーターサイクル&エンジンカンパニープレジデントの堀内勇二氏は以下のようにコメントしています。

「カワサキのモーターサイクルに、ライダーに安心感をもたらすボッシュの「アドバンスト ライダー アシスタンス システム」を採用できることを、非常に嬉しく思います。当システムのサポートにより、カワサキのモーターサイクルが追求する「操る悦び」を、より幅広いライダーの皆様に体感していただけると確信しています。」

ボッシュのアドバンスト ライダー アシスタンス システム
ACC(アダプティブ クルーズ コントロール)

交通量の多い道路を走行しながら前走車との距離を正確に保つのはかなりの集中力を要し、それが長時間にわたると疲労を招くものです。ACCは交通の流れに合わせて車速を調整し、前走車との安全な距離を維持できるため、前走車との距離が不十分だったために発生する追突を効果的に防ぐことができます。ACCを装備することで、ライダーは利便性の向上を感じるだけでなく、渋滞の中でも走行により集中できるようになります。

衝突予知警報
道路交通では、集中力が一瞬でも途切れると、それが深刻な結果につながることもあります。そこでボッシュは、追突事故のリスクを低減、または二次衝突の被害をできるだけ軽減する二輪車向けの衝突予知警報を開発しました。前走車との距離が危険なほど接近し、ライダーがその状況に何も対処しないことを検知すると、聴覚的、または視覚的な信号を通じてライダーに警告します。

死角検知
死角検知は、車両の周囲をモニターし、ライダーが安全に車線を変更できるように支援します。その際に電子の目として機能するのがレーダーセンサーです。ライダーから見えづらい位置にある対象物を確認し、ライダーの死角に車両が来た際には、ミラー等に視覚信号を表示し警告します。

包括的なセーフティコンセプト:Accident-free (交通事故のない)なモビリティに向けた3つのステップ
ボッシュは、3つのステップにもとづき二輪車の安全性向上に貢献する技術の開発をしています。1つ目のステップは、ABSやMSC(モーターサイクル用スタビリティコントロール)による車両安定性の向上です。ABSは、日本をはじめ、EU、インド、台湾、ブラジル、中国といった国・地域で新型車(EUは新型車および継続生産車)への搭載が義務付けられているほか、オーストラリアについても2019年内の新型車への搭載の義務化が決定しています。2つ目のステップが、今回採用予定のサラウンドセンシング技術を活用したアドバンスト ライダー アシスタンス システムです。そして、3つ目のステップは、二輪車と四輪車の車車間通信や自動緊急通報システムに代表される、二輪車と周辺環境とのネットワーク接続です。この包括的なセーフティコンセプトにより、ボッシュはライディングの楽しみを損なうことなく、二輪車のライディングをさらに安全なものとする、新しいテクノロジーの開発を続けていきます。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリース >
  2. ボッシュ >
  3. EICMA2019: ボッシュの二輪車向け安全運転支援システム カワサキが初めて日本の二輪車メーカーとして採用を発表